【キャリアダンプとは】 キャリアダンプとは、走行装置がクローラー式の不整地運搬車の事を言います。走行がクローラー式の為、接地圧が低く、軟弱地盤や傾斜がある地面でも、土や荷物を積載して走行が可能な重機です。通常のダンプカーでは入れないような整地されていない現場、鉄板を敷かなければ走れない現場でも、キャリアダンプはそのまま走行可能です。新光重機でレンタルしているキャリアダンプは全てゴムクローラーとなります。キャリアダンプの別名は、キャリーダンプ、不整地運搬車、等と呼ばれます。また、キャリアダンプを運転するには「不整地運搬車運転者」の資格が必要となります。 使用用途としては、河川工事における法面工事で出た大量の土砂の運搬、大型現場での土の運搬にキャリアダンプは役立ちます。また、造成前の伐採工事において出る木材の運搬にも使われる事も多いです。 また、キャリアダンプの荷箱は二種類あります。一つは、「ベッセル」と呼ばれ、船底のような形状をしており、アオリが無いタイプです。ダンプアップした時に、土砂・砕石を排出しやすい形状となっています。もう一つは、「三方開」と呼ばれ、ダンプで通常よく見る箱型をしており、アオリがあるタイプです。サイドのアオリも開くので、荷物を積み込む際に使いやすくなっています。
【特殊なキャリアダンプ】 新光重機のレンタルラインナップでは、通常のキャリアダンプの他に、特殊仕様のキャリアダンプもあります。まずは、「11tくるくるキャリア(全旋回型キャリアダンプ)」です。これは、機械の上部が360度旋回出来るタイプです。Uターンせずとも、上部が旋回する事で、常に前を向いての走行になり、作業効率が上がります。Uターンする場所を確保しなくてもよくなる為、狭い現場でも使用しやすく、Uターンで路盤を傷めることもありません。さらに、バック走行する必要が無くなる為、安全性も向上します。サイドへダンプアップすることにより、左右どちらにでも土砂を落とすことが出来ます。※「くるくるキャリア(全旋回型キャリアダンプ)」走行時のポイントとして、積載時は走行モーターが前方(キャビン側)にある状態で走行する事で、よりバランスの取れた走行ができます。これは、走行モーターが重いので、積載物との重心のバランスを取るためです。(空荷時には走行モーターが後ろの状態にあるようにしておく) 二つ目の特殊キャリアダンプは、「生コンキャリア(砂男)」です。これは、生コンンクリートを運搬する為のキャリアダンプで、荷箱が特殊樹脂製になっており、ダンプアップ時に生コンを排出しやすい仕様となっています。生コン車が入っていけない狭い現場では、一輪車で生コンを運ぶよりも、より効率的に生コンを運搬する事が可能となります。
【キャリアの新光】 新光重機は、「キャリアの新光」と呼ばれるほど、キャリアダンプに力を入れています。キャリアダンプのレンタルラインナップと保有台数は日本トップクラスと自負しています。通常のキャリアダンプは、1t~11t積までの種類をレンタルしております。小さいクラスでは、左右90度旋回してダンプアップできる三転キャリアもあります。その他、特殊な「11tくるくるキャリア」「750kg積生コンキャリア」などをレンタルしています。
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